ポジション・チェンジ
「地図は土地ではない」であるように、同じ状況を見ていても人によって見え方・感じ方は異なります。
ポジション・チェンジでは、まさに位置=ポジションを変えることで、
相手の見え方・感じ方を知ることができます。
人とのコミュニケーションにおいては、3つのポジション(知覚位置)があります。
第1ポジション(自分の視点)
第2ポジション(相手の視点)
第3ポジション(第三者の視点)
あなたにも、「あの人はこんな風に思っているんだろうな」と第2ポジション(相手の視点)から考えた経験があると思いますが、ポジション・チェンジでは、そのように想像するだけでは発見できない気づきが得られることがあります。
- 自分の椅子と相手の椅子、2つの椅子を用意します。
自分の椅子に腰掛け、理解したいと思っている相手を目の前の椅子にイメージする。 - 相手の椅子に向かって、伝えたいことを伝えます。
- 自分の椅子に自分の気持ちと体を置いたまま、第3ポジション(第三者の視点)に立ちます。
第3ポジション(第三者の視点)は2つの椅子を見ることができる中間位置です。 - 第3ポジション(第三者の視点)から二人の関係を客観的に見ます。
- 相手の中に入り込むようなイメージで、相手の椅子に座ります。
- 第2ポジション(相手の視点)から2の発言を受け止め、どのように感じるかを感じ取り、第1ポジションの椅子に向かって、伝えたいことを伝える。
- 相手の椅子に相手の気持ちと体を置いたまま、第3ポジション(第三者の視点)に立ちます。
- 第3ポジション(第三者の視点)から二人の関係を客観的に見ます。
特に、6で相手の視点から自分を見るときに、
相手の姿勢やしぐさ、言葉づかいなどを真似てなりきると、思ってもみない発見が
得られることがあります。
言葉とは裏腹に自分に対する愛情があったり、そうとしか言えない苦しみがあったり・・・。
また第3ポジションで客観的にみることで、問題解決への糸口が見つかることもあります。
NLP (神経言語プログラミング)のポジション・チェンジは相手の理解や、
問題解決に大いに役立つ手法です。
【ワークの手順に関するご注意】
簡単な紹介のため具体的に必要な手順について一部省略させていただいております。
詳細につきましては、NLPプラクティショナー認定コースにてご体験いただけます。