ヒーローズ・ジャーニー
(英雄の旅)
ジョゼフ キャンベルは、数々の神話を研究していくうちに、
共通する一連の流れがあることを発見しました。
それを、「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」と名づけました。
- Calling(天命)
- Commitment(旅の始まり)
- Threshold(境界線)
- Guardians(メンター)
- Demon(悪魔)
- Transformation(変容)
- Complete the task(課題完了)
- Return home(故郷へ帰る)
この一連の流れは、神話の中だけの話ではありません。
実は、私たちの人生の流れもこの「ヒーローズ・ジャーニー」を辿っています。
何か夢や目標に向かって行動していると、
その途中で強力なライバルが現れたり、自分や周りの人が病気になったりなど、
数々の障害となる出来事に襲われたりします。
そのような時は、ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)を思い出してください。
強力なライバルが現れたことは、5.Demon(悪魔)の段階にいると考えることができます。
自分や周りの人が病気になったことは、3.Threshold(境界線)の段階にいると
考えることができます。
ヒーローズ・ジャーニーをもとに現状を分析すると、
次の段階に行くために必要なものは何なのかを知る手がかりを得ることができます。
例えば、自分や周りの人が病気になり、3.Threshold(境界線)の
段階にいると考えられる時は、次へと進む4.Guardians(メンター)の存在が必要なのかもしれません。
それは、あなたの支えになってくれる人かもしれませんし、
何か本からのメッセージかもしれません。
ヒーローズ・ジャーニーを念頭において現状を分析していると、
様々な障害や困難にも落ち着いて対応することができます。
今までの自分の人生を、ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)に
当てはめて分析してみると、意外な発見が得られるかもしれません。