コミュ力を鍛える!芸能界3大巨塔『明石家さんま・タモリ・マツコデラックス』に学ぶ実践法!
突然ですが、質問です。
あなたは、ご自身のコミュ力(コミュニケーション力)にどれくらい自信がありますか?
自信満々です!という方は実はそれほど多くはなく、
むしろ、
- 「初対面の人と話す時に、何か喋らなくてはと、いつも焦ってしまう。」
- 「話が続かなくて困ることが多い。」
- 「人と話すことに苦手意識が生まれてしまった。」
こんな風に、自分のコミュ力に自信がなくなってしまったことや、
コミュ力を鍛えたい!と思ったことが1度はあるのではないでしょうか。
また一括りに「コミュ力」と言っても結構曖昧で、
そもそもコミュ力って何?どうすればいいの?と思われる方も多いのではと思います。
そこで今回、芸能界のコミュ力3大巨塔とも呼ばれる3人を分析してみました。
そこから見えてきたコミュ力とは何か?
はたまたコミュ力の鍛え方について、
ご紹介していきます。
簡単に、すぐに実践できる方法をご紹介していきますので、早速試してくださいね!
目次
1.『明石家さんま・タモリ・マツコデラックス』に学ぶ、コミュ力の鍛え方!
芸能界のコミュ力の天才と呼ばれる3人を一緒に分析していきましょう!
私が挙げたいのは『明石家さんま・タモリ・マツコデラックス』です。
なぜこのお三方を挙げたかと言いますと、理由は2つあります。
1つ目は【10年以上継続して放送している長寿番組】を持っているということです。
10年以上、自分がメインの番組を持ち続けられているということは、
番組のスタッフさんやスポンサー企業からの厚い信頼があり、且つ視聴者からも人気が高いと言えると思います。
そして2つ目は、【初対面のゲストさんやTV出演経験のない素人の方とコミュニケーションを取る番組】を続けていることです。
初対面の方やTV出演経験のない素人さんとコミュニケーションを取るのは
なかなか至難の業だと、容易に想像がつくと思います。
そんな至難の業を10年以上も継続している3人のコミュ力、最強だと思いませんか?
では、早速お一人ずつみていきましょう。
1-1.明石家さんまさんのコミュニケーションの特徴
『踊る!さんま御殿!!』『ホンマでっか!?TV』を始めとする数多くのバラエティーのMCとして、今や誰もが納得、芸能界のドン的存在になっている明石家さんまさん。
そして、おしゃべりモンスターとも呼ばれているさんまさん。
皆さんも1度はTVでご覧になったことがあると思います。
ここでは『おしゃべりモンスターこと、さんまさん』のコミュニケーションやトーク術、特徴とはどんなものなのか?という部分にフォーカスしていきます。
さんまさんの最大の特徴は何か。。。?
それはとにかく場を盛り上げる【相槌】です。
さんまさんの会話の様子を見ていると、「はあーなるほどな!!!」、「ほんでほんで?」というような相槌をしていますよね?
さんまさんと会話している芸能人の皆さんの様子はどうでしょうか。
どんどん話すスピードが上がったり、色々な話をし始めて、
その場が盛り上がっているのを目にしたことがあるでしょう。
さんまさんの相槌は、【話す相手の気持ちを上向きにさせて、沢山話したくなる】
そんな相槌なのです。
では、どうして相槌が会話を盛り上げるのでしょうか?
それは、【人は自分の話を、夢中で聞いてくれる人に心を許し、そんな人一緒にいると
自己重要感が上がり、心が満たされるから】です。
人の心をオープンにして心地よくさせる、、、それをさんまさんはやっているんですよ!
1-2.タモリさんの会話(トーク)の特徴
『ブラタモリ』や『ミュージックステーション』など、
多数の長寿番組を受け持ち、唯一無二のMCであるタモリさん。
タモリさんと言われて、皆さんは何をイメージしますでしょうか?
「たくさん喋っているイメージがない。」
「どちらかというと寡黙な印象。」
「誰に対しても同じように接する印象。」
と、イメージできるものは十人十色だと思いますが、
コミュ力が高いというイメ-ジはない方が多いかもしれません。
それではなぜ、本記事でタモリさんをコミュ力3大巨塔に上げたのか?
それは、、、【相手の様子・変化に注目すること】に注目したからです。
タモリさんは、会う人の変化に敏感に気づいて声をかけていますよね。
変化に気づいてくれるということは、
普段から自分のことをよく見てくれている、気にかけてくれていないと出来ないこと。
だから、そんな相手に対して好感や信頼感が生まれていくのです。
タモリさんの会話では「あれ?髪切った?」、「最近忙しそうだね。」などと、
会話の最初に必ずと言っていいほど、相手の変化や状況に寄り添う質問をしています。
そうやって相手の心をまずオープンにさせているわけですね。
そしてその話題から会話の切り口も生まれていきます。
これをさり気なくやっているところが何ともすごいところです。
1-3.マツコデラックスさんの会話(トーク)の特徴
『マツコの知らない世界』、『月曜から夜更かし』など、沢山のTVの番組に引っ張りだこのマツコ・デラックスさん。
今やTVに出演していない日はないのではないでしょうか。
マツコ・デラックスさんのコミュニケーションの最大の特徴は
【相手に会話のテンポや間をあわせている】ことです。
例えば、『マツコの知らない世界』のトークをピックアップしてみましょう。
マツコさんは、会話をする際に、
常に相手のテンポ感や声のトーンを合わせて会話をしています。
『マツコの知らない世界』は、毎回TVに出たことのない一般の方が、ご自身がハマっていること(食べ物や趣味等)をマツコさんに知ってもらうという内容です。
毎回、初対面の方とトークをすることに加えて、
TVに出演したこともない方とコミュニケーションをとっていくわけです。
私自身、毎週のように視聴しているのですが、 見ていて全く心配にならずに、いつも楽しく視聴出来てしまうんです。
『マツコの知らない世界』でのマツコさんの会話は、
出演者さんがゆっくりとお話しする方であれば、マツコさんも
「あら〜・・・、ちょっと〜あんた、これどうなってんのよー。」というように
ゆっくりお話をしていきますし、
反対にノリの良い、早いテンポでお話しされる出演者さんだと、
「ちょっと、あんたこれどうなってんのよ!」と、テンポ良い口調で話をしていくんですね。
私たち人間には、自分と似たものに好感や信頼を寄せる「類似性の法則」という心理傾向があって、
- 自分自身が好きなことに興味を持ってもらえた
- 自分が話すペースに合わせて話をしてくれた
- 息がぴったり合う、共通点が多い
例えば上記のようなことがあればあるほど、
「この人は信頼できる人だ!!」と思いやすいんですね。
まさに類は友を呼ぶ、です!
マツコさんは、TV初心者の方とのトーク番組でも、
安心して話せる場を作ることができているのです。
だからこそ、マツコさんの番組は、
失敗がないと言われます。
2.これさえやれば、あなたもコミュ力の天才!
ここまで芸能界の3大巨塔『明石家さんまさん・タモリさん・マツコデラックスさん』から
コミュ力の極意を学んできましたが、
じゃあ結局、「私は僕は、何をすれば良いの???」と思っているあなたへ。
今から、これさえやればコミュ力の天才にさえなれるかも!
しかもとってもシンプル!
そんな方法をお伝えします。
まずコミュ力3大巨塔のお三方に共通しているのは、
傾聴することで、相手とラポールを築くことなんです。
ラポールを築くというのは、すべてのコミュニケーションの土台づくりのようなもので、
コミュ力が素晴らしい方は、皆さん「自然にラポールが築ける達人レベル」に到達していると言っても過言ではありません。
反対に、コミュニケーションスキルをいくら磨いても、
ラポールが築けていないと、まったく効き目がないのです。
そのくらい、一番大事な基本の「き」です。
そこで皆さんには、基本の中でもとにかく
【傾聴力】のスキルを磨いていただきたいと思います。
3大巨塔のお三方は、皆さん聞く力に長けていましたよね。
三者三様の特徴はありますが、
皆さん共通して【相手に気持ちよく話してもらう聞き方】をしていることが
今までの分析で学べました。
次の章では、【傾聴力を磨く】心理学NLPのスキルをご紹介していきます。
3.簡単、すぐに使える!心理学NLPの超基本スキル3つ
NLPという心理学を大まかにお伝えすると、
天才的なセラピストたちと同じような高い成果を出すために、彼らのコミュニケーション手法などを研究し、誰でも再現できるように体系化したもの。
「脳と心のトリセツ」
と呼ばれていたりもします。
コミュ力をアップさせるだけでなく、目標達成を加速させる手法とか、あなたの「お金と心理の関係」を変えていくようなメソッドなど・・・、
すごく身近でリアルに役立つことを学べるのが面白い点です。
さて、そのNLPの元になった天才たちが、クライアントとあっという間に信頼関係を築いていくために使っていたさまざまな手法のうち、基本ともいえるのが「傾聴のスキル」です。
中でもここにご紹介する「合わせる」3つのスキルは、超シンプルなのに効果的だからオススメなんです!
早速、ご紹介していきましょう。
3-1.スキル① 相槌・バックトラッキング
バックトラッキングとは、相手が話した内容や、発した言葉をそのままくり返すことです。
相手 :「この間ね、ディズニーに行ったんだ!!」
あなた:「ディズニーに行ったんだ!ディズニーランド?それともシー?」
相手 :「そうそう(YES)、ディズニーランドに行ったんだ!すっごい楽しかったのー!」
あなた:「ランドに行ったんだ!楽しかったんだね!」
相手 :「そうなのー(YES)、それでね・・・」
と、このような会話の流れがバックトラッキングです。
一見どこにでもある会話だな~と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
これが実は、とても大切な傾聴力につながっているのです。
このバックトラッキングにどんな効果があるのかというと、
相手の頭の中に、『YES』の反応を作ることができるということです。
あなたが相手の言葉を繰り返すことで、相手は「そうそう、その通り」、この人の言っていることは間違いない。自分の話をよくわかってくれている。
と、安心して会話を続けていけるのですね。
そして
「この人と一緒にいることが心地よい。」
「この人にもっと自分の話をしたい!」とオープンな心持ちになってくれるのです。
単純なようで、実はこのバックトラッキングは威力が大きい!
相手との信頼関係をグンとアップさせることができるんです。
ただし、このバックトラッキングには
注意しなければいけない点があります。
下記の会話例をご覧ください!
相手 :「最近ね、コミュニケーションを大切にしているんだよね。」
あなた:「あー、会話って大切だよね。」
相手 :「。。。うん。会話も大切だね。。。」
こちらの会話例をご覧になって、どう思われますか。
違和感を感じた方が多いのではないでしょうか?
【コミュニケーションを大切にしている】に対して、
【会話って大切だ】と、言葉を言い換えて相手に伝えていますね。
実はこれ、バックトラッキングの良くない例です。
ついつい、私たちは自分の言葉に変換してしまいがちなのですが、
相手の使っていない言葉をバックトラッキングしてしまうと、相手に『YES』の反応を作ることが出来ません。
相手からすると、
『自分が伝えたい内容とちょっとズレるんだよな~。』
『何だか分かってくれていない気がする・・・。』
こんな風に感じてしまって、
あなたの言うことに対して『NO』という反応が出来てきてしまいます。
バックトラッキングで大切なことは、【相手の言葉をそのまま返すこと】です!
そして、相槌も同じくらい大切ですよ~!
相槌は
(1)バラエティを増やすこと
(2)リアクションを大きくすること
この2つが大切です。
「はい」「はい」と、1つの言葉だけでのリアクションしていると平坦な会話になってしまいます。
さんまさんのコミュ力の特徴でもご紹介しましたが、
話を聞く時に、「はあ~!なるほどな!たしかに!」など、
様々な言葉を使って相槌を打っていくのがポイント。
そして何よりさんまさんは、【リアクションが大きい!】ですよね。
話している相手も、
「この人、話しやすいな〜」
「自分の話、面白いかも〜」
と、どんどん気分よく話ができて、盛り上がっていくんです。
3-2.スキル② ミラーリング
ミラーリングとは、相手の仕草や表情を合わせていくスキルで、名前にあるように鏡のように視覚情報を合わせていくやり方です。
具体的には下記の3点を合わせていきます。
- 体の動作
- 呼吸
- 表情や顔の向き(傾き)
相手を尊重しつつ行うことがポイントなので、
ただ真似をすれば良いわけではなく、さり気なく気づかれずに行うことも大切です。
あくまで相手が安心できる空気をつくることを目指して、
さりげなーく姿勢を合わせたり、身体の角度を合わせることを心がけましょう。
このミラーリングは侮るなかれ、実はこれができていないとトラブルの元になったり、信用を失ってしまうかもしれないのです!
皆さん、こんな経験ありませんか?
自分は話を聞いているつもりなのに、スマホを気にしながら話を聞いてしまったこと。
会社で、後輩や部下が話しかけてきたけれど、パソコンの画面を見ながら話を聞いてしまったこと。
こんな風に、ミラーリングができていないと、、、
相手:『ねえ、聞いてる?私(僕)の話興味ない?』
自分:『いやいや、そんなことないよ!ちゃんと聞いてるよ!』
と焦って訂正をしたものの、それ以来、
その会話相手とのコミュニケーションが減ったというような経験です。
誰しも、忙しくて片手間に話を聞いてしまったことはあるでしょう。
ただ、片手間に相手の方を見もせずに聞いて、【話を聞いている】と言えるでしょうか?
自分が話している立場だったら、と想像してみると、
何だか寂しい気持ちになってきませんか。。。?
相手に【私はあなたの話を聞いていますよ~!】と
言葉以外の視覚情報でも伝えることは、とっっっっても大切なんです!
3-3.スキル③ マッチング
マッチングとは、相手の声の調子(トーン、テンポ、ボリュームなど)を合わせていくスキルです。
声、つまり音情報では、具体的に以下を合わせていきます。
- 声のトーン(高い・低い)
- テンポ(早口・ゆっくり)
- ボリューム(大きい・小さい)
- リズム
マツコデラックスさんのコミュニケーションの特徴でも、お伝えしましたが、マツコさんは相手のペースに合わせる「マッチング」を多様していると言えます。
またマッチングがとても大事なのが、
コールセンターなど、クレーム対応をする場合です。
まず、マッチングしていない例を見てみましょう。
お客さま:『ふざけるな!!どういうことだ!』
担当者 :『すみません・・・。』
お客さま:『すみませんじゃ済まないだろう!』
担当者 :『はい。本当に申し訳ございませんでした。』
お客さま:『上の人間出せよ!!!!』
このように、怒って怒鳴りつけている相手に対して、あまりにも冷静なトーンで受け答えしたりしては、「真剣に受け取っているのか?」と言いたくなってしまうものです。
声の調子やテンポなどを合わせずに会話をしていくと、
必要以上に相手をイライラさせてしまったり、反感を買うことになりかねませんね。
同じクレーム対応をする場合でも、
相手にペーシングをするとどうなるでしょう?
お客さま:『ふざけるな!!どういうことだ!』
担当者 :『大変申し訳ございませんでした!!!』
声の調子を合わせてみると、
相手からのネガティブな反応が少なく済むパターンが多いようです。
クレーム対応だけではありません。
セールス、接客、お子さんと話す時などあらゆる会話でとっても有効です。
早いテンポで話す方には、こちらも早いテンポを心がけて会話し、
ゆったりめに言葉を紡がれる場合には、ゆったりめのテンポを心がけて会話して、
相手にとって心地よいペースを作っていきましょう。
信頼関係が生まれやすくなること間違いなしです!
4.まとめ
今回は、芸能界の3大巨塔の『明石家さんまさん・タモリさん・マツコデラックスさん』に
学んで「コミュ力を鍛える方法」を記事にまとめました。
コミュ力を鍛えるためには、まずは基本の【傾聴力】を鍛えることが1番の近道です。
この記事の中では、天才たちのコミュニケーションをスキルとして体系化した、
NLPという心理学から、3つのスキルをご紹介しています。
この3つ、コミュニケーションの基本の「き」ですから、
押さえておいて全く損はありません。
ぜひ皆さんも【傾聴力】を鍛えて、
コミュ力3大巨塔に一歩でも近づいてみませんか?
もしも知識やスキルを身につけて、転職をしたいとお考えでしたら、次のような情報も参考になるかもしれません。
・SEOも広告も学べるWebマーケティングスクール【WEBMARKS】
コミュ力は転職先でも役に立つものですから、新たな知識・スキルを学ぶ際にはコミュ力も一緒に磨いていきましょう。