【NLP的】誰でも簡単にできる!感情コントロール法
「ついつい感情的になり、周囲に感情をぶつけてしまい後悔したことはありませんか?」
怒りやいらいら、悲しみ、落ち込みなど。本当は、このような感情を持ちたくないのに、自分ではどうしようもならない感情。そして、こんな感情は持ちたくないと思っているのに、その感情がでてきてしまうと余計にいらいらしたり自己嫌悪感を感じてしまった。というような経験をお持ちの方も多いかもしれません。
押さえている感情がおさえきれなくなって出てきてしまった時、なんで自分はこうなのだろうと自分自身を責めてしまった経験をお持ちの方も少なくないかもしれません。
NLPプラクティショナーコースをご受講いただく皆さんの多くが、【感情をコントロールできるようになる】ということを受講する目標の一つに指定します。そして、NLPプラクティショナーコースを終了される頃には、「自分を変えられた」というコメントをいただきます。
つまり、【感情をコントロールできるようになった】ということです。
しかし、本当に感情をコントロールできるようになるのか?と思った方もいらっしゃると思います。実は、感情のコントロールをすることは誰でも簡単にできるようになります。やり方を身につけることで、誰でも簡単に行うことが可能です。
NLPのセミナーの中では、感情を扱うテクニックやワークが数多く含まれていますので、今回はその中から効果的に感情のコントロールをできるようになるNLPのテクニックを一部ご紹介いたします。
1.NLPディソシエイトのテクニック
NLPの中でも「ディソシエイト」というのは鍵になる要素ですが、誰でも簡単にできるものの一つです。
これは何かというと、自分自身を客観的に見るテクニックです。客観的に見ることが大切なことは誰もが知っています。しかし、問題やストレスの中にいるとき、あるいは感情的になっている時ほど、自分を客観的に見ることは難しいのも事実です。場合によっては、マイナスの感情に飲み込まれてしまうこともあるかもしれません。
こんな時、NLPセミナーでは「デソシエイト」を使います。ある特別な方法を使うことで、自分自身を外側から眺めているかのように、客観的に出来事や自分自身を見ることが出来るようになります。こういう客観的な視点を身につけることで、感情に飲み込まれることなく、感情の影響を受けずに過ごすことが出来るようになります。そして、もし仮に一時的に感情がブレることがあっても、短時間で修正できるようになっていきます。
その為、問題やストレの中にいるとき、今までなら感情的になってしまうような場面でも、あなたは「この感情を感じるのにふさわしいか、そうじゃないか」ということを外側から冷静に判断できるようになります。
2.出来事を出来事のみで捉える
NLPには、私たちが今現実だと思っている事は、実は現実そのものではないという考え方があります。
例えば、今、起こっている出来事を見るとき、ありのままの出来事を見ているというよりも、あなたのフィルター(ものの見方、捉え方、価値観、経験、思い込みなど)を通して認識しており、その認識の仕方は人それぞれ異なります。
例えば、あなたと友人が一緒に同じ場所へ旅行に行ったとします。しかし、あなたが捉えた旅行の出来事と、あなたの友人が捉えた旅行の出来事は全く同じではありません。
別の例もあげてみましょう。喧嘩をしてしまったカップルの双方に、どうしたの?何が起きたの?と聞いたとします。すると2人とも全然違う話をしてくれるはずです。
このように、あなたが認識している現実というのは、あなたのフィルターを通して創りだした現象でしかないと言われています。そして、あなたが持っているマイナスに作用するフィルターを通して、出来事を認識・判断することで、必要以上に不安や恐れ、マイナスの感情やストレス、自らを苦しめるような判断や言動を繰り返している可能性があります。
この事を定義づけるような例として、ドラマでこのようなシーンがありました。同じ会社でファッションデザイナーである2人。友人としての関係もとても深く、信頼をしあっている2人。ある日、その2人に上層部からこのような指令がでます。「2人にデザインを提出してもらい、デザインが採用された方をチーフに、選ばれなかった方は去ってもらう」。
これを読んでいるあなたでしたら、この指令についてどのように捉えるでしょうか?あなたが信頼して仲良くしていた同僚が、ある日、実質上の競争相手になるということです。
このドラマではこのような展開でした。
「なんでこんな指令を・・・ひどい」と辛い思いをして落胆している1人に、もう1人が「私たち2人が全力でデザインをして、選ばれた方が残り、選ばれなかった方は去る、ただそれだけよ」といいます。
多くの出来事は人それぞれの意味や評価や判断が入り、それに伴い感情が生まれてきます。しかし、実際のところは、このドラマの1人が言っているように「ただそれだけ」の出来事なのです。
このように「出来事」を「出来事」のみで捉えると、冷静に起きた出来事について考える事ができるので、感情をコントロールできるようになり、あなたが望む成果を出しやすくなります。
3.感情を感じる構造を知る
NLPでは「すべての体験には構造がある」という考え方があります。(これをNLPの前提と言い、これ以外にも様々な人生に役立つ考え方を学ぶことができます)
あなたが嬉しい、悲しい、楽しいなどの感情を感じるとき、実はある構造にのっとって感じています。その構造とは、人それぞれ違うのですが、人の心理に関係しています。この構造を理解する事ができると、今までなら、あなたがマイナスの感情を感じてしまったような場面で、客観的に、冷静に対応する事ができるようになります。
例えば、怒りの感情を感じる時の例として、一般的には自分の価値観を侵害された時に怒りを感じる傾向があります。ですので、あらかじめその傾向を知っておくと、もしもあなたが怒りを感じたとしても、「今、この怒りを感じているのは、自分の価値観を侵害されていると自分が感じているからだな」と気づくことができ、自分を客観的に、冷静に見る事ができます。
また、過去に経験した何らかの出来事や体験に紐づいて湧き上がる感情もあります。その時は「あ、またこの体験がでてきた」など、紐付いた感情が湧き上がる前に気づくことが出来るため、自然と感情をコントロールできるようになります。(あなたの感情が、知らず知らずのうちに行き詰まり、爆発する前に防ぐ事もできるようになります)。
NLPプラクティショナーを学んだ皆様は、こういった感情の構造を知っているため、自分の心や感情を自在にコントロールすることが可能となります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。一見難しそうに見える感情コントロールも、その構造を知ると誰でも簡単にコントロールする事ができるようになります。そして、NLPのセミナー中はこれらを含めた、さまざまな方法を学ぶことができます。
さらには、どうしてその感情を感じているのか?という「感情の持つ目的(意図)」も発見する事ができるようになります。
このように人の感情や心理の構造を学び、感情を自在に操る事ができるようになれば、コミュニケーションを始め、目標達成、問題解決、日々の充実感、他社へのサポートなど、人生の様々な場面で、あなたの可能性が広がります。