プレゼンで人を魅了する話し方とは!?絶対外せないたった1つの要素
プレゼンで上手な話し方をしたい。
人前に立つ方なら、
一度はこのように思ったことが
あるのではないでしょうか。
実はプレゼンの内容だけでなく、
「話し方」がプレゼンの成功を
左右するのですが、
内容ばかりに時間をかけ、
「話し方」に時間をかける人が
少ないのが現状だったりします。
そこでこの記事では、
プレゼンを成功させる
うまい話し方について、
心理学NLPの視点も交えながら
お伝えしていきます。
心理学NLPは「脳の取り扱い説明書」
と言われており、
NLPを学ぶ人の傾向として
研修講師の方、コンサルタント、
そして人前で話す機会が多い経営者や
リーダーの方があげられます。
4章には、自分の話し方をチェックできる
チェックリストも作りましたので、
ぜひ、最後まで読んでいただき、
人を魅了する話し方を手に入れて下さい。
目次
1.プレゼンで「話し方がうまい人」の重要ポイント5選
この章では、話し方がうまい人の重要なポイント5選をお伝えしていきます。
内容とともに、この5つに時間をとって準備することであなたの話し方は数段うまくなるでしょう。
- 最重要!自信を持って話す
- 表情(笑顔)を意識する
- 間を置く
- 笑いを取る
- 反発が起こらない話し方をしている
1-1.最重要!自信を持って話す
話し方がうまくなりたいあなたが、絶対に外してはいけない最重要ポイントは「自信を持って話す」ことです。
例え、正しいことを言っても、自信のない話し方をしていると、うまく伝わりません。
変な話、間違ったことを話していても自信満々で話していると、伝わったりします。
それは、アルバート・メラビアンの法則が働いているということができます。
アルバート・メラビアンの法則とは、
- 相手の姿勢や表情
- ボディーランゲージ(視覚情報)
- 声のトーンや話し方(聴覚情報)
- 話す内容(言語情報)
という3つの情報のうち、人はどの情報に大きく影響を受けるかという実験をまとめたものです。
その結果は、視覚情報55%・聴覚情報38%・言語情報7%でした。
つまり、人は話す内容より、相手の表情や姿勢・話し方(合計93%)に影響を受けてしまうということなのです。
もしあなたが正しいことを話していても、自信が無さそうに話していたとすると、その雰囲気は93%の影響を持っていることになります。
反対に話している内容が正しく、自信がある状態で話していると、それもまたプレゼンに大きな影響を及ぼすことになるのです。
このことから、あなたがまずやらなければいけないことは「自信を持って話す」ことです。
また言い換えれば「人から見て自信がある」ように見えることが大切です。
そこで2章では自信がなさそうに見えてしまうときの改善ポイントをまとめてあります。
人から自信がなさそうと言われる方はとくにこのポイントを確認して、改善することをお勧めします。
1-2.表情(笑顔)を意識する
プレゼンのテーマによっては生真面目にやる必要があるかもしれません。
多くの場合、話の中でしっかり表情を意識し、話す内容に合わせて表情を変えることも非常に大切です。
特にプレゼンを始める時には、挨拶と同時に軽く笑顔を作って始めることで場が和み、余裕がある人だと間接的に伝えることができます。
また、緊張感のある話の後にあえて笑顔を意識して入れることで話題の切り替えとして使うことができます。
先ほどの章で触れたように人は話の内容よりも見た目や、醸し出す雰囲気に影響をうけてしまいます。
笑顔などの表情を意識することは、人を惹きつけるためには大切なポイントなのです。
1-3.間を置く
一方的に話が長く続くときや、早口になりがちな方は、話の合間、合間に「間」を置くことをぜひ意識していただきたいと思います。
大切なポイントの後などで、意識的に「間」を入れることで、聞き手はその間に話の内容を頭の中で想像し、整理することができるため、内容の深い理解に繋がります。
心に残るプレゼンや心に響くプレゼンでは、必ずと言っていいほど、この「間」があります。
また、「間」を置くことでリズムや抑揚がついているように聞こえるため、印象も変わります。
このように「間」の使い方1つで、聞き手の印象がかなり変わるのです。
1-4.笑いを取る
話す内容の流れで可能ならば、笑いのポイントを作っておくことをお勧めします。
なぜなら多くの方は、笑いを取るスピーカーに対して肯定的な印象をもつ傾向が高く、メッセージが届きやすくなります。
さらに「話しがうまい」と感じてもらえる可能性が上がります。
笑いは相手を退屈にさせず、いい印象を持ってもらうために非常に効果的です。
さらに可能ならば、感動するポイントまで作っておくとスピーカーとしての評価は大きく上がっていきます。
1-5.反発が起こらない話し方をしている
話し方がうまい人は「反論や反発の感情」が起こらない話し方を意識しています。
例えば心理学NLPではYESセットと呼ばれる話し方があります。
全ての反応がYESになるように、話す言葉を選んで使います。
もし、プレゼンで相手からNOの反応が出るような話し方をしてしまうと、そこで脳は入ってくる情報に対して拒否反応を起こします。
話を肯定的に聞いてもらえるのか、反発しながら聞いてもらうのでは、結果に大きな違いが出ます。
もしも、自分の体験や考え方など、必ずしも全員からYESを取るのが難しいことが予想される場合には、「~かもしれません」といった断定を避ける言葉を使うようにします。
そうすることで、反論や反発の感情が出る可能性を減らすことができます。
そこで、自分の体験や考え方など、100人いたら何人かには当てはまらずNOが出るかもしれないことが予想されるときは保険をかけ「~かもしれません」等の言葉を使うことで、反論や反発の感情が極力出ないように意識します。
以上のように話すことで、話のスタートから最後まで相手のYESを取り続ける、反論や反発がない話し方をすることで、「あなたのは話はスッと入ってくる」等、あなたに対する信頼が一挙にあがるのです。
2.自信が無さそうに見えてしまうとき、必ず押さえておきたい7つのポイント
この章では、話し方で最も重要な「自信があるように見える」ための話し方の7つのポイントについてお伝えしていきます。
- ゆっくり話し始める
- ゆっくり動く
- ちょうどいい声の大きさで話す
- 体を揺らさない。姿勢よく左右対称に立つ
- 原稿ばかり見ない
- 全体に話しかけようとしない
- 頷いてくれる人を見る
これらのポイントは心理学NLPのトレーナーの認定講座や、プレゼンテーション講座内で、人前に立つ人プロフェッショナルとして、こういったことを重視してトレーニングしています。
自信がなかったり、自信がなく見えてしまう方はもちろん、自分の話し方をよりレベルの高いものにするためにぜひ参考にしてください。
2-1.ゆっくり話し始める
人から「話すスピードが早い」と言われたり、緊張すると早くなると感じている方は、まずは話し始めを意識的にゆっくりすることをお勧めします。
ゆっくり話すだけで余裕があり、自信があるように感じさせることができます。
また、ゆっくり話し始める効果としてぜひ知って頂きたいことは、人によって話を聞く心地いいスピードがあるということです。
私たちは五感を通して世界を認識しており、心理学NLPでは、それを視覚優位タイプか、聴覚優位タイプか、体感覚タイプ(触覚、嗅覚、味覚を含む)の3つに分けて考えます。
特に視覚優位タイプの人は早いスピードで聞く方が心地よく、体感覚優位の人はゆっくりの方が心地いいということが分かっています。
この違いを知らずにもし、最初から話すスピードを早くしてしまうと体感覚優位の方が、話についてこれず、離脱してしまいます。
そこで話し始めの10秒前後はゆっくり話し、余裕があるように見せるとともに、体感覚優位の方が聞きやすい状態を作ることができます。
その後、話すスピードを早くすることで体感覚優位の方も早いスピードにも慣れ、話についてこれるようになります。
このような話し方をすることで、すべてのタイプの方にとって聞きやすい状況を作ることができるのです。
2-2.ゆっくり動く
人前で話すとき、何か動作をする時は「ゆっくり動く」ことが大切です。
なぜなら、せかせかと落ち着きがない動きは、聞き手からは焦っているように見え、自信がないように見えてしまうからです。
プレゼンターが意識してゆっくり動くことで自信があるように見え、安心感を相手に持たせることができます。
少しやりすぎかもと思えるぐらいゆっくり動いても、聞き手は違和感を感じませんので、ぜひ動くときはゆっくりを意識することをお勧めします。
2-3.ちょうどいい声の大きさで話す
声の大きさについて、1番席が後ろの人にちょうどよく聞こえる声量で聴衆にペースを合わせながら講義を進めていくと効果的です。
声の大きさが小さいと自信がないように聞こえるだけでなく、人はストレスを感じます。
また、聞こえてくる音が大きすぎてもストレスを感じるので、大切なことは「ちょうどいい大きさ」をコントロールすることです。
2-4.体を揺らさない。姿勢よく左右対称に立つ
基本姿勢として、足は肩幅に広げ左右対称にどっしりと立つことが大切です。
なぜなら、話者の体が揺れていることで落ち着きがなさそうに見えたり、どちらか片方の足に体重をかけて立つことで、だらしなく見えてしまうからです。
このような姿勢の悪さは自信がなさそうに見えたり、横柄だと言った、ネガティブな印象を聞き手に与えてしまうのです。
2-5.原稿ばかり見ない
間違えないようにと不安になって原稿ばかりを見ないで、参加者に意識を向けることが大切です。
原稿ばかり見てしまうと、聞き手からは「下ばかり見ている」という印象になります。
そして聞き手は「自分に話してくれている」と感じられなくなり、話者自ら相手との繋がりを切ってしまっていることになります。
NLPではこの相手との繋がり、つまり「信頼関係」のことをラポールと呼びます。
私たちは信頼関係がある人の話は聞こうと思え、そうでない人の話は素直に耳に入ってこなかったり、退屈に感じます。
まさにプレゼンにおいても、ずっと原稿ばかりを見ていると聞き手は繋がりを感じることはなく、信頼関係も築かれないため伝えたいものは伝わりません。
むしろ大切なことは、多少間違えても「聞き手を意識しながら話すこと」です。その方が相手に伝わります。
また、準備の段階で文章を完璧に暗記するというやり方もありますが、気をつけたいことが、覚えたものをそのまま口に出すことで精一杯になり、聞き手を意識するのを忘れてしまうことです。
このようなことを防ぐために、完璧に覚えるをゴールにせず、大切なキーワードだけを覚えたり、原稿に強調したい場所に線を引きます。
「いざとなったら大切なポイントを確認しながら話せる」という気持ちで、余裕を持って話すことが大切です。
2-6.全体に話しかけようとしない
大勢の前でプレゼンテーションするときには、全体に話しかけようとしないことが大切です。
人数が多い場合、全体を見ようとして視線が定まらず聞き手から上の空のように見えてしまったり、色んな人と目を合わそうと視線をキョロキョロしてしまうことで、落ち着きが無いように見えてしまうのです。
そこで、大切になってくるのはプレゼンテーションのような1対多のような場面でも、1対1で話すように誰か1人を見て話しかけるということです。
そうすることで視線を向けていない人も自分に話しかけられているような気持ちになります。
また、1人だけをずーっと見るわけにもいかないので、1センテンス1パーソンと呼ばれる、1~2文を話し終わったら、別の人に視線を向けるといった視線の向け方をお勧めします。
これを行うことで、落ち着いた印象を聞き手に与え自信があるように見せることができるのです。
2-7.頷いてくれる人を見る
プレゼンでは頷いてくれる人や反応のいい人を見ることをお勧めします。
なぜなら私たちは、意識的にも無意識的にも、自分の話に頷いてくれたり、反応してくれる人がいると安心するからです。
逆に無表情や反応が無かったり、しかめっ面等、厳しい表情をしている人を見ると不安になり、結果焦ったり、緊張し、口調や動きが早くなったりすることで、自信がなさそうに見えてしまうのです。
これは私たちの過去の経験が作り出している脳に刻み込まれた刺激と反応のプロセスと言われ、人前が話すことがどんなに慣れた人でも、聞き手の反応が悪いと体が無意識に反応し、焦ってしまうことがわかっています。
そこでお勧めなのが、この私たちの脳の機能を使い、自分の話に頷いてくれたり笑顔など、いい反応でいる人を何人か探し、その人達に意図的に目を合わせて見ていくことです。
そうすることで、安心感を持ち、落ち着いた気持ちを維持し話し続けことができるのです。
ここまで7つのポイントでは、心理学NLPの視点を取り入れた方法をご紹介してきました。
人の心を動かす、効果的なプレゼンや話し方に使えるスキルがNLPには豊富にあります。
NLPについて詳しく知りたい方は、すでに10万名以上の方がダウンロードされた「NLP無料レポート」をご覧ください。
↓
人生とビジネスでステージを高める心理学NLPの秘密
各地で定期的に体験講座を行っていますので、こちらも良ければご覧ください
↓
NLP体験講座(東京・名古屋・大阪・福岡・オンラインで開催中)
3.本気で「話し方」がうまくなりたい人にお勧めのやり方
この章では、話し方が本気でうまくなりたい人が何をするといいかお伝えしていきます。
3-1.自分の動画を見る
プレゼンの話し方がうまくなるために何より効果があるのが、自分が話している姿を動画で撮って「改善ポイントと照らし合わながら見る」ことです。
これは、心理学NLPの視点から見ても非常に効果があります。
人前で話したり、プレゼンテーションがうまい人たちは必ず事前準備の段階で以下の3つの視点でチェックしています。
- 「自分の視点」
- 「客観的な視点」
- 「聴衆からの視点」
そして、動画で撮って見ることが、まさに「②客観的な視点(聞きやすくなる話し方をしているか)」「③聴衆からの視点(話が聞きやすいか)」を得ることができるため、非常に効果的なのです。
自分の動画を見るのは恥ずかしいとか、めんどくさいと思うこともあるかと思いますが、実はこれが一番効果があります。
なぜなら自分の動画を見て、「自信がなさそう」や「話が分かりにくい」等、自分が「それなりに話しているだろう」とするイメージとのギャップが大きく、愕然とすることが少なくないからです。
つまり、今の自分の話し方を認識することで、「このままだと嫌だな」と思え「うまくなるために頑張ろう」という思いが出てくるからです。
そして、ここからが本当のスタートになります。
「正直いいところが無さ過ぎて、何を改善したらいいかわからない」ということもあるかもしれません。
安心して下さい。ここまでお伝えしたポイントについて確認し、改善すべき点を繰り返し練習することで、苦手な方もうまく話せるようになります。
3-2.人からフィードバックをもらう
自分の話し方を人に見てもらい、フィードバックを貰うことも大切です。
なぜなら、プレゼンテーションは最終的には聞き手がどう感じるかが大切だからです。
自分がどれだけうまくいったと思っても、聞き手がいまいちだと感じればそれが成果ですし、逆もまたしかりです。
また、プレゼンの後に可能であればアンケートを実施することをお勧めします。
自分のプレゼンを5段階(非常に良かった、良かった、普通、やや不満、不満)で評価してもらい、特に非常に良かった以外の方に、どうすれば非常に良かったになるか自由に書いて貰えるスペースを作っておくといいでしょう。
3-3.繰り返し練習する
3-1章で気づいたところや、3-2章のフィードバックを取り入れ、繰り返し練習し改善していくことが大切です。
3-1章で自信があるように見せ、3-2章で聞き手の不満を1つ1つ丁寧に潰していくことで、あなたのプレゼンは飛躍的にうまくなっていくのです。
この記事でご紹介した、7つのポイントや、本気でうまくなるための方法は、私たちが主催するプレゼンテーション講座で扱っていく内容を取り上げています。
実際に、くり返し練習することや、人からフィードバックをもらって、集中してプレゼンを鍛えたいと思われる方は、以下に講座のページをご紹介しますのでご覧ください。
4.「話し方」チェックリスト
最後に自分の話し方をチェックできるチェックリストをご用意しました。
録画した自分のプレゼンテーションをチェックしながら見る等、ご活用下さい。
※文末の[1-1]等は、各チェックポイントに対応した章です。必要があれば、再度詳細をご確認下さい。
【1】チェックポイント
- 自信があるように見えるか[1-1]
⇒ 見えないときは【2】へ - 場面に適した表情になっているか
(笑顔があるか)[1-2] - 間があるか[1-3]
- 笑いがあるか[1-4]
- 反発の起こらない話し方をしているか
[1-5]
【2】自信がないように見えるときのチェックポイント
まとめ
今回はプレゼンテーションの話し方についてお伝えしてきました。
プレゼンテーションの話し方において重要なポイントとして挙げた5選のうち、最も重要なものは「自信があるように話すこと」です。
そして、自信がなさそうに見えてしまうときの7つの改善ポイントもお伝えしました。
これらのポイントを取り入れることで聞き手からの違和感のない、聞きやすいという感覚を持ってもらうことができるのです。
そして、本気で話し方がうまくなりたいのであれば、自分の話している姿を撮影し、人からフィードバックを貰い、繰り返し練習していくことでした。
そうすることで、あなたのプレゼンが人を魅了するようなプレゼンテーションに磨かれていくでしょう。
この記事がプレゼンテーションの話し方改善に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
以下のようなサービスもご参考になるかもしれません。